「正しい手洗い」出来ていますか?~嘔吐下痢や新型コロナ・インフルエンザなど~
手洗いはするけれど、さっと水で濡らすだけだったり、手洗い後は、ズボンや服で手を拭いてしまう子はいませんか?
嘔吐下痢の原因になるノロウィルスやロタウィルスは、手を介して口から体内に侵入します。新型コロナ・インフルエンザの流行期には、マスクをしましたね。マスクは、咳やくしゃみが飛び散るのを防ぐ(人に移すのを防ぐ⇒咳エチケット)にはとても有効です。
しかしドアノブや階段の手すりなど、さまざまな場所にウィルスは付着しています。
ドアノブや手すりを触った手で、自分の鼻や口を触ったり、食事をすることでもウィルスは簡単に体内に侵入してきます。
感染症から身をもまるためには、「正しい手洗い」を 小さいうちから身に着けることが大切です。
こんな手洗いだめですよ!
- 水やお湯でさっとぬらすだけ
- 手のひらだけ、ごしごし洗う
- 石鹸を使っても数秒で終わり⇒20秒は必要です。
- 熱いお湯でごしごし⇒皮脂が溶けて手荒れのもと
- 共有のタオルで手を拭く⇒湿ったタオルは雑菌がいっぱい。かえって細菌がついてしまいます。
正しい手洗いやってみましょう!
流水と石けんを使い、指先、手の甲、親指、指の間と、洗い残しやすい部分も忘れずに、しっかりと時間をかけて手洗いします。
流水はできれば、シャワー状がよいでしょう。時間の目安は、約20秒です。
正しい手洗い手順や洗い残しをしやすい箇所は、下の絵を参考にしてみてください。
洗い終わったら、流水でしっかりすすぎ、清潔なタオルで充分にふき取ります。