ドクターズアドバイス

元気の樹

No.1 予防から始まる夏のスキンケア

紫外線は3月位から増え始め、6〜7月にピークとなります。紫外線を長く浴びていると、皮膚の老化を促してシミやシワの原因になったり、発がんの危険が高まったりします。

また紫外線には蓄積性があり、何十年もたってからその影響が現れます。生涯で浴びる紫外線の半分は18歳までに浴びるといわれており、小さい時からの紫外線対策こそが将来の肌トラブルの最大の予防策となります。

さらにこの季節、あせもや虫さされ、かゆい湿疹をかき壊したところに細菌感染を起こすと「とびひ」になります。かゆい湿疹を作らないスキンケアが大切です。

日焼け対策

初夏からのお出かけは紫外線の多い時間帯(10時〜14時)を避け、つばの広い帽子、ベビーカーの日除け、車のサンシェードなど紫外線をブロックする方法を取り入れましょう。動物実験からも日焼け止めは早期から使用する程有用なことが証明されています。大人が手本となり、こどもの時から日焼け止めを塗る習慣をつけることが大切です。

<日焼け止めの使い方>

日常生活の範囲なら 朝1回SPF15程度を厚めに塗れば十分です。(薄く塗りたい時はSPF30程度) ただし戸外で長く過ごす時は2時間毎に塗りなおす必要があります。

肌の弱い人は、肘の内側などに少量つけて赤みや痒みが出ないことを確認してからにしましょう。落とし方は、低刺激性の石鹸を使い、ぬるま湯で洗い流します。

あせも対策

人の汗腺の数は200〜300万個といわれ、生まれた時から一生その数は変わりません。体表面積の小さいこどもは大人に比べ単位面積当たりの汗腺の数が2〜3倍多いことになります。だからこどもはすぐに汗びっしょりになるんですね。

汗をかくのは体温が上がりすぎない様に調節する方法ですから止めるわけにはいきません。エアコンを上手に使って汗をかきすぎない環境を整えましょう。汗の吸収には背中や腋の下の汗を速やかに吸湿できるぴったりサイズのTシャツがお勧めです。首筋の汗には衿つきを。ゆっくりお風呂に入っているとまた汗をかいてしまいます。シャワーでさっと流すのもいいですね。石鹸で洗うのは1日1回、シャワーは3回までくらいが限度です。

虫さされ対策

蚊は二酸化炭素に反応して寄ってきます。呼吸数の速いこどもは刺されやすい訳ですね。赤ちゃんの場合は刺された1〜2日後に赤く腫れることもあります。虫よけスプレーや虫よけシートを利用して予防に努めましょう。(効果は2時間位) 刺された後のトラブルに比べると虫よけ薬によるトラブルは少ないようです。